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寿都の風車
2006年 11月 05日
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忘れないうちに,調べたことなどを書く。
寿都では,風車が三箇所あったらしい。
最初のものは,中学校への電気供給用のものとして建ったヤマハ製。
学校の近くに置かねばならない事情があったとかで,あまり回らず(想像),今は廃用。
次に,寿都温泉「ゆべつのゆ」の近くに一基。計画発電量を上回る実績で,現在も稼動中。ローター径30mというから小さめ。
で,今回の朱太川河口の三兄弟。
見慣れた石狩の風車と比べると・・・ (カッコ内は,石狩の数字)
・ローター直径 44m (82m)
・ハブ高 46m (78m)
・出力 600kw (1650kw)
・メーカー エネルコン (ヴェスタス)
・型式 E-40 (V82-1.65MW)
厚田の風車は,それぞれ46m,50m,600kwだから,ほぼ同じくらいだ。
厚田のが,丘の上に立っているのに比して,寿都のは原野に建っているので,低く見える。
石狩のは,やはりデカイ。
ヴェスタスは,世界最大の風車メーカーで,デンマークの企業。エネルコンは,二位で,ドイツ企業。やはり,電力買取りに優遇制度のある国の会社が強いようだ。国内で製造しているのは三菱くらい。
この,エネルコンのE-40はもう出していないらしい。後継はE-44(たぶん)。ナセルが独特のタマゴ型なのは変わりないが,出力が900kwに強化されている。(たぶん)中身の発電機やギアが変更されたのだろうな。ハブが(たぶん)固定式なのは,寿都ではダシ風という一定方向からの風が吹く日が多いためかな。
驚いたことに,2000kw級の風車5基を新たに設置して,来年の秋には稼動させるべく工事もやっている。今は,基礎工事+金物取り付けの段階のようだ。
1年後にまた行こう。
(にしても,デカイ羽を,積丹のくねくね+狭小トンネルの道をどうやって運ぶのか。小樽ルートは無理だよな。苫小牧→長万部→寿都か。こういうのやるとしたら,やっぱ日通か。)
演歌界の巨匠 北島三郎が歌う寿都町のイメージソング!!
夢とロマンの 生きる町
よせる波・・・こころの岸で
いまも奏でる 子守唄
海鳥が 空にはばたき
漁火が沖で またたく
ここは母なる 風港
夢とロマンの 遊ぶ町
悠久の・・・大地は恵み
流れかわらぬ 朱太川
見上げれば 遠き夜空に
満天の星が 輝く
ここは遥かな 日本海
夢とロマンの 生きる町
寿都町HPより
by plaster_er
| 2006-11-05 23:58
| 静かな日々
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