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つる草が壁一面にはびこっている

plaster.exblog.jp
だいたいにおいて函館のシャシンです。
by plaster_er
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■ 読む本
2007年 11月 14日 |
どうもね,最近読む本がないんですよ。
あ,コレ読みたい,というのがない。

だもんで「燃えよ剣」「新撰組血風録」「最後の伊賀者」「大阪侍」「王城の護衛者」っうところをもう何度目か分からない再読をするということになる。
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読んではみたけど,読み散らかしに近いというものならある。

「あの原子炉を叩け! 」
(1981年6月8日,テル・アヴィヴ発のニュースが世界を震撼させた―イスラエル空軍は昨日,バグダッド近郊のオシリス原子炉を空襲,これを完全に破壊した―4千年の過去に遡るその行動原理をはじめ,計画と実行,使用された戦闘爆撃機F‐16の詳細,さらには,パイロットたちの素顔に到るまで,バビロン作戦として知られるこの奇襲作戦の全貌を克明に描いたノンフィクション)・・・というもの。古本です。

実際のお話。核物質がイラクの原子炉に運ばれる前に,飛行機でドカンとやったという実際のお話。
原子炉は石油と引き換えにフランスが建てていたもの。
このころのフランスは,めちゃくちゃやってますね。
この爆撃での死亡者1名は,フランス人の核技術者。
読む本_a0062697_22223073.jpg

あと
「軽度発達障害の心理アセスメント WISC‐IIIの上手な利用と事例」
(本書は発達に関する心理アセスメントを医療機関だけでなくもっと教育現場に活用していただきたいという願いのもと,LD,ADHD,高機能自閉症など軽度の発達障害をもつ子どもたちの理解と支援に欠かすことのできない検査の活用方法を,WISC-IIIを軸に,K-ABC,ITPAなども含め,分かりやすく解説し,WISC-IIIの群指数から考えられる14タイプ28のアセスメント事例を紹介する)・・・というもの。シゴト柄。

WISC-IIIというのは17歳以下に使う個別知能検査のことね。
自治体心理職などの検査屋さん向けと思わせる内容で,ちょっとワタシ的には分野が合わないなという感じがする。保護者の体験談などのエピソードに数多く触れたほうが役に立つかなという感想。
読む本_a0062697_2241199.jpg写真の本って,すごく読んでみたいのだけど,何がいいのですかね。

唯一買った本が
「ナショナルジオグラフィック プロの撮り方―傑作写真はこうして生まれる」
っていう本で,なかなか素晴らしい内容で,なにより素晴らしい写真が載っています。
(「ナショナルジオグラフィック」誌で活躍する経験豊富な写真家たちが,撮影の秘訣を明かす。写真をどう撮るかを考える基礎的な技術から,さまざまな状況での撮影までを述べる)・・・という内容です。

トイレに置いてぱらぱらと読んでいたのだけど,ちょうどムスメのトイレトレーニングの時期で,これ以上書くときたならしいのだけど,しゃーってアレがコレして逝っちゃったのですよ,せっかく2000円も出して買ったというのに。一応乾かしてみたりしたけど,ダメね。なので,この本はもう見られないのです。

けど「秘訣」なんてものはないのですよ。
写真を厳しく考え,生と深くかかわるようなレベルの写真というのは,(見るのはいいけれど)ジブンに引きつけてかんがえたら怖くなる。
読む本_a0062697_22481440.jpgそうそう,なんの色気もないけれど,重森弘淹という人の著作を紹介した貴重なサイトがあって,この間青森に行った際に,どどっとプリントアウトしてもっていって,帰りの汽車の中で読んだっけ。

カメラの語源でもある「暗い箱」を意味するカメラ・オブスクラから始まって,アマチュア写真までを論じた著作は,写真の歴史,みたいなものが分かる。

例えば,「フィンランド史」って,その道の人くらいしか分からないようなもので,それを学べば「へえ~」とか「ふう~ん」という新鮮な知る喜びがあると思う。

それと同じように,写真史というのも,とても面白いもんでした。
by plaster_er | 2007-11-14 23:12 | Night Shift |