つる草が壁一面にはびこっている

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だいたいにおいて函館のシャシンです。
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■ ピジョンスポーツ
2008年 05月 30日 |
a0062697_23163666.jpg鳩さんね。
この間の休日に、湯の川あたりで何気なく撮ったもの。
別に失敗というか、なんでもないようなシャシンで、ここに載せる気にもならない。
それでも削除するでもなく、ま、「溜まっていく」シャシンの一つ。

鳩の寿命は10年ちょっとというところらしい。
家で飼われると、20年とか、とんでもなく長く生きしたりもするようだ。
鳩は鳩で鳩の生涯があるのであーる。

この鳩は、脚環がついている。
今夜のワタシのささやかな冒険は、この脚環について。
久しぶりに、ネットで追いかけして、手に汗かいた。
(読んでいただいた方は、そうならないこと必定ですが・・・)

鳩レースというものがこの世にある。
伝書鳩レースとも言うのかな。
最短では200キロ程度、日本では1000キロくらいのレースまである。
総理大臣賞、とか、農林水産大臣杯、とか桜花賞に菊花賞、まるで競馬みたいな名前の大きなレースから、地区レースみたいなものまで、各種あるようです。

伝書鳩は、知らないけど古代ローマ?ギリシャ?、なんだか分からないけど、すごい昔から実用的な通信手段として用いられてきた。
記事を見つけられなかったけど、新聞社とかでも、昭和の30年だか40年代くらいまで、フィルムの搬送などにも使われていたと何かで読んだことがある。朝日新聞伝書鳩飼育課、みたいな部署があったらしい。
もちろん、太平洋戦争時には、通信手段として軍用鳩も用いられていた。
馬が軍用に適するように品種改良が続けられ、そもそもの競馬の意味合いも軍用馬の育成改良にあったのと同様、鳩もその飛翔能力・帰巣能力を高めるために、同じく品種改良が続けられ、鳩レースもそのためにあったと言うことができるんだろう。
詳しい方のサイトなどによると、大正時代に、軍用鳩調査委員会というものが陸軍にでき、指導のために招かれたその筋のフランス軍人がもってきた鳩が、現在「強い」系統の鳩の先祖になったということだ。

鳩レースは、分速で競う。
例えば1000キロ離れた地点から鳩を放し、いつ自分の鳩舎に帰ってきたかその時間を記録すると分速は簡単に出る。記録の計測の仕方は、今はデジタル化され、鳩の脚環のチップと、入舎した際にそれを照合する装置で、自動的に帰還時間を計測したりするらしい。

鳩レースを行う団体は「日本レース鳩協会」と「日本伝書鳩協会」の2つ団体がある。
鳩はその協会の「協会環」を付けなければならない。
幼鳥のときに付けないと入らなくなってしまうので、付け忘れると競技人生が終わりになる。
飼い主は、例えば今年は40羽の鳩が生まれてレース鳩にしようとすると、ID番号のついた協会環を受け取る(買うようだ)ことになる。要は、レース鳩は全て同定が可能ということだ。また、数字の組み合わせにより、どの地域の支部に属するかも分かるようになっている。
更に、鳩の飼い主を示す「個人環」というものも付ける。こちらは人それぞれのようだが、電話番号や名前が書いてあることが多いようだ。
協会環には当然制式がある。二つの協会ごとに異なるらしい。
a0062697_23461932.jpg
ざっとそんなもんだとすると。
さて、上のシャシンの脚元を等倍で見ると、なにやらジャラジャラと脚についている。
当然、何が何なんだと、調べたくなってくるのですね。
やっぱり、すっごく遠くから来ているのだろうか。
なんで湯の川くんだりで人生過ごしてるんだろうか。
ちょっと、どきどきする。

この鳩はレース中という可能性もわずかにあるけれど、「迷い鳥」である可能性の方が高い。
迷った鳩を保護した場合は、連盟に連絡窓口が用意されているので、そこに電話する。
保護して病院に連れて行って費用が発生した場合は、連盟があとで費用を払ってくれる。
着払いで日通が運んでくれるルートが確立されているらしいので、元気になったらそれで送る。
全て、足環があってのハナシだ。

シャシンで読み取れることは・・・
青い足環 「BR4」
緑の足環 「08158」
水色の足環 「赤塚 059」  ・・・以上

こんだけの情報があれば、ちょいちょいと分かっちゃうのかも。
緑の足環は、「日本鳩レース協会」の協会環であることで間違いなさそう。
その上の水色の細い足環は個人環で、「赤塚さん(米塚ではあるまい)」+その電話番号の最初の3文字だろうか。
青い足環は、ちょっと分からない。
協会環で、「BR」を振られた地域がない(ような気がする)・・・

うむぅ~、ここから2時間ほどネットの中を彷徨ってしまう。

途中省略して、結論。

鳩のID番号から探すのは無理っぽい。
成績を残していないので当然なのかも。
で、赤塚さんという人がこの世にいて、市外局番059の地域に住んでいると仮定。
三重です。
津市、鈴鹿市、四日市市、三重郡あたりです。
鳩レースは、この辺でも結構活発なようで、三重連盟という地域組織がある。
会員は、・・・名簿などはなく分からない。
「三重県議会議長杯」というレースの結果がある。
赤塚さん、いた。
2位だ。
その鳩のIDは、07SB-08144。
さっきの足環の番号「08158」と、激近だ。
飼い主は、年に数十単位で協会環を入手しており、それは通常連番。
「07SB」が気にならなくもないが、およそ以上のような結論で間違いあるまい。

三重の鳩ですっ。
(詳しい方、訂正あったらお願いします)
by plaster_er | 2008-05-30 00:23 | 北 に くらす | Comments(3) |
Commented by miu_north at 2008-05-30 12:39 x
「三重の鳩ですぅ~!」と 微妙にニュアンスを変えつつ、
私も大きな声(文字)で復唱しましたwww
 
新聞社の鳩や軍鳩のことは, 相棒(TV)でみたので、知ってました。
なかなか奥深い世界ですね・・・。

また、肉も美味しいらしいですよ^^;
ぇ?そんな情報は不要?(汗)
Commented by wonderfullifewith at 2008-05-30 21:30
ここまで飛んでる鳩の肉は、堅くてダメだと思います(笑)

にしても執念を感じる検索です。
>三重の鳩ですぅ〜
Commented by plaster_er at 2008-05-31 22:05
◆ぽっぽっぽーな鳩

三重の鳩舎に戻るべき鳩なので、必ずしも三重からここまで「飛んできた」という訳ではないのでしょう。
ネットが便利であるということをまた知ったわけです。
いや、「便利」という訳でもないかこの場合・・・

鳩の世界も、とても奥が深いようで、思わず夜更かししてしまいました。