つる草が壁一面にはびこっている

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だいたいにおいて函館のシャシンです。
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■ 江差の商家 ──横山家── 
2009年 10月 31日 |
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Nikon D3 / Carl Zeiss Makro-Planar T* 2/50


午後も遅れた時間から活動開始。厚沢部に行ってじゃがいもを買ってきた。道沿いに何ぼでも売っている。
規格外品で20kg、1200円。足が痛いのでさすがに運ぶのは大変だったが。
厚沢部町は日本におけるメークイン発祥の地で、交雑しないように町内では他種のじゃがいもは一切栽培されていない。ちなみに英国では「メイクイーン」であるが、日本では「メークイン」であるそうだ。

少し足を伸ばして江差まで出た。特に何をするでもなかったが、思いついて横山家に入ってみた。
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たぶん、11月になると、予約か何かをしないと入れないはずだ。それでもまだいい方で、冬になると見ることのできないところも多い。
横山家は18世紀後半から江差で廻船問屋などをしていた商家で、この建物は160年ほど前に建てられたということだ。しんと静まっていて、寒く、薄暗い。ほかに人もいなかった。8代目横山さん(のご婦人)によれば、長さは約80メートルもあり、昔は建物が直接海と隣接していたそうだ。

建物の一角には、蕎麦屋もある。当然、にしんそばを出すのだ。
鰊は、北海道の日本海側で獲れ、身欠き鰊にして運ばれた。にしんそばと言えば京都が有名だが、乾物の身欠き鰊は内陸・山間部で利用されていたもので、海に面して海産物に恵まれた江差で昔からにしんそばがあったというわけではないだろう。

建物内には、そばつゆの醤油っぽい香りがたちこめている。
これはちょっと、忘れられないような芳しさであった。
by plaster_er | 2009-10-31 22:21 | 北 に くらす | Comments(0) |