■
可愛いプレピー
2012年 07月 08日
|
▼
PLATINUM プレピー0.5mm / Pelikan エーデルシュタイン タンザナイト
songs
プラチナ プレピー 200円。
これは、最強の低価格万年筆じゃないのだろうか。
しなるニブ。たっぷりとは行かないまでもちゃんとペンポイントも付き、フローも上々、インナーキャップがあること自体すごいが、スリップシール機構を搭載しインクが乾いたりもしない。
安物なので個体差もあるようだが、評判も上々のようだ。 その1 その2
100円ショップの万年筆の2倍の値段。プラス100円でここまで出来るということに感嘆する。いや、二倍の値段をかけられるというのは、これほどまでに製品の質を上げられるものなのだ。
ジブンは青と赤を持っている。1年ほど前だったか、試供品としてプラチナの営業の人からもらったのだ。少々いじってあり、軸にガチャガチャとついている子供っぽいプリントを、コンパウンドで磨いて全部落とした。例によって角研ぎが好きなので、しゅっとペンポイントを平らに研いである。ニブを軸の色に合わせて着色してあるのがプレピーの特徴でもあるが、どうせそのうち剥離するだろうから、全部剥がしてステンレスの地金を出してある。カートリッジに入っているプラチナのブルーブラックは少し薄く感じられるので、ニブをもみもみしてもっとインクが出るようにしてある。このインクはボトルインクでも安いし、色合いも気に入っているが、今はペリカンのタンザナイトを入れてある。なかなか高いインクだけど、完全プレピー専用で使っている。
ところがある日、軸が割れてしまった(こんなにプレピーをアイシテルのだけど)。
ただのカチカチの樹脂で、軸に強度がない----ここがプレピーの弱点で、200円である限界なのも分かる。しかしなんだか悲しい。
同じプラチナで「プレジール」という800円くらいの万年筆がある。軸とキャップがアルミでできているというだけで、あとはプレピーとまったく同じ。ネジの径も同じなので、相互に流用することもできる。割れる心配は当然ないので、試しにプレジールの軸に移植してみたが、何か可愛くない。
100円ショップでおもちゃの指輪を買って、割れた部分に圧入してみようかなんて思っている。
by plaster_er
| 2012-07-08 21:17
| ▲