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つる草が壁一面にはびこっている

plaster.exblog.jp
だいたいにおいて函館のシャシンです。
by plaster_er
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■ セイタカアワダチソウについて
2005年 08月 26日 |
このところ,妙に鼻がむずむずします。

小学校時代,網走から札幌に引越しした時,
花粉症のようなひどいアレルギー症状に苦しめられました。
都会の空気が合わないことと,セイタカアワダチソウなどの草が合わないのではとお医者に言われたような記憶があり,よく親に草むらに入るなと言われていました。
体質改善の注射を数年続け,以後今まで,セイタカアワダチソウはやばい,と。

調べてみると,なかなかこの草はおもしろい。

北米原産のこの草はススキと競合するらしい。ススキを駆逐するのに,他の植物の成長を阻害する化学物質を分泌するという技をつかう。
これをアレロパシー(他感作用)というとか。
しかし,完全なる勝利の後は,自分にその作用が向けられて成長が阻害,じわじわ伸びて制空権を握って太陽を独占したススキが再び優勢に,ということもあるらしい。
日々戦いだなあ。


セイタカアワダチソウ all goldenrod の群生する道端
セイタカアワダチソウについて_a0062697_1217614.jpg


で,アレルギーとの関連について。

どうやら,あまり関係はないらしい。
風媒花ではなく,虫媒花だからというのがその理由。
たいして花粉は飛ばないのだ。
今まで,変な濡れ衣を着せられていたということになる。
そうかなとも思うが,製薬会社やコンタクト会社のHPでは結膜炎の原因のひとつとも書いてある。

うむ。セイタカアワダチソウについて_a0062697_12232371.jpg

思い浮かぶのは,花ではなくて,その後の,ふわふわ毛棉状の姿が関係していたか,ということ。(花の後なのでそれが実ということになるいかにも鼻がむずくなるようなその見てくれに,埃の連想などが働いて,鼻がむずむず,ひくひくと反応していたか)。

アレルギーについて,この草はシロだと思って,今後も観察します。