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つる草が壁一面にはびこっている

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だいたいにおいて函館のシャシンです。
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■ ばんえい競馬廃止!
2006年 11月 27日 |


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ばんえい競馬の廃止が正式に決まってしまいました
賭け事が好きなわけじゃないけど,競馬だけは続けている。
ディープインパクトもいいけど(あっ,ジャパンカップ当たりました),ばんえいも続いて欲しい。
開催地の一つである岩見沢市も,官製談合してたくらいなんだから,どうにかばんえいの面倒もみてよと,悪態の一つでもつきたくなる。
それにしても,はぁぁぁっとため息。岩見沢でも旭川でも北見でも,もうやらない。今年度の開催は,あと帯広が残っているだけだ。それきりで終わり。

ギャンブルの場として,もう廃れてしまったのだから仕方ないし,人と馬の介在する「競争」なんだから,効率化といっても,限度もありそう。暴力団まがいの調教師だかが禁止薬物を馬に与えたり,コースに潤滑用の蝋を撒いたりといった不祥事も記憶している。帯広市が,存続検討のために新たに作成した事業収支計画では,なんと300万だかの黒字が出るとしか計算できなかったそうだ。これは,なんとか数字を作っただけで,まったくの赤字という意味だと思う。
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網走に昔住んでいた時,近所に使役馬として,でかい馬がいた。ペルシュロンやらなにやらの混血がばん馬なので,こいつもそうだったのだろう。ひたすらデカイという思い出。
ばん馬は,オトナになって見てからも,すごくデカくて感動する。
その力は,1馬力,な訳はなくて,軽く10馬力を越える。レースも迫力がある。
「遊技機の認定及び型式の検定等に関する規則」と電子回路と重力と反発(は,もう関係ないの?)との勝負であるパチンコやるよりも,ばんえいやった方がいいと思うけど。こればかりは,人の勝手か・・・

ばんえい競馬廃止!_a0062697_2353842.jpg
純種ではないと言え,この先馬たちはどうなるのだろう・・・
騎手たちはどうすれば?



 上記の記事で,ばんえい競馬の廃止が正式に決定し,今年度の最終開催地である帯広開催をもってばんえい競馬は消滅する,といった内容を記しましたが,廃止は正式に決定されたものではなく,最終開催地である帯広市の決定は,まだなされていません。
 存続を願って具体的な行動をされている方が,短絡的な内容だとお怒りになるのも分かります。お詫びいたします。
 
 ワタシも,熱心なファンとは言えませんし,売り上げに貢献している者でもありませんが,この競馬は好きです。この先もばん馬やそのレースを見たいと願っています。

道庁あてメール

今般のばんえい競馬の存続の危機に関して,道の姿勢について照会させていただきます。

 主催自治体ではない道にこうした照会をさせていただくのは,ばん馬及びばんえい競馬が北海道遺産に指定されているためです。

 ご承知の通り,北海道遺産とは,次世代に伝えるべき道民の有形無形の財産です。その中の一つが消滅の危機に瀕している中,道はそれを看過し,ばんえい競馬が廃止された場合,その時点で遺産から除外するのみといった対応がなされるとすれば,極めて不適切であり,かつ北海道遺産の意義も失われることになってしまいます。

 仮定の話となってしまいますが,もし,北海道旧本庁舎が地震や風水害のため全壊したという事態が起こったならば,それが道庁の財産であるという前に,文化的な損失状態に心痛めて,道は再建に努力すると考えます。

 もちろん,北海道遺産が「庁」主体の官製的なものではなく,地域の住民等の関わりを中心として維持されることを期待したものであることも理解できます。ばんえいの場合は,当該4市がまず具体的な行動を取るべきことも当然ですが,道の関わりも期待したいのです。

 そこで,標記のとおり本件に関する道の姿勢について,照会させていただくものです。



12.9  道政相談の回答について

ばんえい競馬存続危機に関する道の姿勢についてお答えいたします。

 最初に、52件の「北海道遺産」について、北海道が選定したものであると誤解をされているようですので、「北海道遺産」と北海道の関係についてご説明いたします。

 「北海道遺産」については、平成9年に道が構想を提唱し、平成12年度まで、構想の基本設計、推進体制の整備に向けて、道庁が検討を進めてきましたが、自主自律の社会の形成に向け、「北海道遺産構想」を道民全体の運動として進めるため、平成13年度に民間の任意団体である「北海道遺産構想推進協議会」が設立され、これまで、「北海道遺産」の選定やPR活動など構想の推進に取り組まれています。
 道としては、地域づくりの観点から当該団体の活動に対し、必要な支援を行っておりますが、「北海道遺産」の選定は、行政機関である道が行ったものではなく、また、道として選定の証明書を出しているものではありません。

 一方、日高の軽種馬とともに北海道遺産に指定されている「ばん馬(注:競馬事業ではありません)」は、本道開拓の歴史を今に伝える文化であり、道としても、馬文化をいかなる形で残していくことができるかということについて知恵を出していくべきと考えますが、「ばんえい競馬」は競馬法により、「市町村が行う競馬事業は、財政上、特別の必要がある場合に認められる」ものとされ、そのあり方につきましては、事業の収益とそれぞれの市の財政という観点から、開催市において判断されるべきものと考えています。

 なお、北海道遺産を選定した「北海道遺産構想推進協議会」にお話を伺ったところ、仮に、「ばんえい競馬」が廃止になったとしても、本道開拓の歴史が変わるわけではないことから、ご照会に書かれているように遺産から除外することとはならないとのことです。
by plaster_er | 2006-11-27 22:50 |