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石狩の風車
2006年 12月 16日
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久しぶりに石狩の風車を見に行った。
久しぶりに見たせいか,どうもしっくりこない・・・
そもそもこの風車が立っている場所は,石狩湾新港(地域)と言って,だだっぴろい原野+浜を工業用地として分譲した場所で,廃車解体,リサイクル,ヘリポート,物流倉庫に低温倉庫,ガス充填施設,クリーニング工場などなど,なんでも建ってる場所だから,風車があっても違和感はない。こういう,新しい工業用地に建っていると,なんとなくハイテクやエコっぽい雰囲気が出なくもない。
これが山の上とかに建ってたら,相当違和感あるな,と思ったのだ。
例えば,自分がずっと小さなころから見慣れていて,親しみのある山の上に建ったら,もっと違和感がありそうだ。
風車というのは,なんにつけ「なじまない」と思う。
なじまない,というか,もともとの風景を,がらっと変える力が強すぎるのだと思う。
風の動きや力を,目に見せてくれる。
バカがつくくらい大きな羽を,その力で動かす光景には,けっこう感動する。
でも,こういう新興の工業用地とか,狭い範囲に集積して設置するのではなく,里山なんかにぽつねんと建てるのは,否応なくその一帯が,すべて「風車のある風景」になってしまうということだ。
風車は好きだけど,自分の住む地域に愛着あるひとが,景観を理由に設置に反対することもあるべきことだと思う。
風車もの 1 2 3 4
by plaster_er
| 2006-12-16 22:29
| 北 に くらす
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