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リサイズ とりあえず
2007年 07月 20日
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デジカメで撮った写真は,こういうページに載せるときに,当然小さくします。
その小さくする方法が,何種類かあるのです。
いや,縦×横のサイズを指定するとか,圧縮率を指定するとか,縮小後のファイルサイズを指定するとか,そういうのじゃなく,どうやってサイズを小さくするかというその方法がいろいろある,というハナシ。
ニアレストネイバー法
バイリニア法
バイキュービック法
面積平均法
スプライン補間法
Lanczos3(ランツォシュと読む)・・・もっとある。
そもそも,JPEGという圧縮の原理もかなり小難しいものなので,それぞれの方式の原理はやはり省略。検索すると,難しいアルゴリズムの話や英語のページが出てくるような用語です。
ここでは,「やってみる」ということだけであります。
今回は,ニアレストネイバー法(最も単純な計算),バイキュービック法(評判良くこの方法を使うプログラムが多い),面積平均法(あまり評判になっていないが結構いいらしい),Lanczos3(動画分野で評判が良く,新しい)について比較します。
ヒコーキ / 細かい機体部分と空の階調 文字
元画像 2896×1944 2.3MB
リサイズ画像 400×269 16KB~20KB
樹木 / ひたすら細かい樹冠と草っ原
元画像 1944×2896 1.5MB
リサイズ画像 268×400 49KB~59KB
描画 / 単純だが細い描線
元画像 1596×1033 1.2MB
リサイズ画像 268×400 29KB~38KB
花 / 大まかな形と色に,細かい中心部
元画像 2896×1944 3.2MB
リサイズ画像 268×400 28KB~33KB
モノクロ漁港 / 輝度差の表現と細部 文字
元画像 1944×2896 1.8MB
リサイズ画像 268×400 19KB~22KB
ふう。
あんまり分からないなぁ。
けど,ニアレストネイバーとバイキュービックがほとんど同じに見え,面積平均とLanczosがほとんど同じように見える(=ワタシのディスプレイなどの環境では,違いがはっきりとしない)。
ニアレストネイバーとバイキュービックが,シャープがかかったように絵がチカチカするのに対し,他2方法は,くっきりというようにはみえなくて,もわぁぁとした感じがある。
この「もわぁぁ」とした感じ,許せないほどというわけでもないので,いいのは面積平均かLanczos,ということになるかな。そこで処理速度を比べると,面積平均が0.6秒,Lanczosが4.3秒という結果(CPU:pen4HT3.4GHz・メモリ:2GB・GB256MB)。
そんなかんだで,処理の早さを考えれば,とりあえず面積平均法が無難なところかなあ,と。
ただ,サイズや絵の傾向によっては,また違った結果になるのかもしれません。
ところで,普通のソフトでは,この縮小時のアルゴリズムについて,いろいろと選べないことが普通だと思います。ワタシが使っているPicasaでも,そういう選択項目はない。
方法を色々選べるソフトに,Yukariというのがありました。
この記事の最初に載せたスクリーンショットがこれです。Lanczos法で縮小したものですが,なかなかキレイです。
by plaster_er
| 2007-07-20 01:58
| Night Shift
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