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つる草が壁一面にはびこっている

plaster.exblog.jp
だいたいにおいて函館のシャシンです。
by plaster_er
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■ Quotation-----without permission------
2009年 10月 06日 |
Quotation-----without permission------_a0062697_2272594.jpg
OLYMPUS E-30 / ZUIKO DIGITAL ED 12-60mm F2.8-4.0 SWD
photo by ゆき虫 san

Quotation-----without permission------_a0062697_19425294.jpg某サイトで大活躍中の義母の写真です。自宅ベランダからの眺め。
ここには、非常に珍しい大気光学現象が記録されています。なので思わずここで登場です。
向かって左、太陽から少し離れたところ(高度は太陽と同じ)に、小さな範囲で妙に明るくなった領域があります。幻日(parhelion)です。

幻日に重なるようにして、虹色の光が弧状に伸びているのも目立ちます。22°ハロ(halo・日暈・内暈)だと思います。幻日が伸びたもののようにも思えますが、太陽の右側にもかすかに光があり、不完全ですが太陽の周りに輪があるようなのでハロだということにしておきます。幻日もハロも、太陽から視度角22度の位置に現れることが多いので、たぶん間違いないと思います。

大気光学現象は非常に面白いものばかり。
120度幻日、アレキサンダーの暗帯、浮島現象、映幻日、映日、外暈、下位蜃気楼、陽炎、暈、過剰虹、下部タンジェントアーク、下部ラテラルアーク、カーンアーク、環水平アーク、環天頂アーク、外接ハロ、グリーンフラッシュ、月虹、幻月、幻月環、幻日、幻日環、光冠、向日、向日アーク、木漏れ日、彩雲、主虹、上位蜃気楼、上部タンジェントアーク、上部ラテラルアーク、不知火、蜃気楼、側方蜃気楼、対日アーク、太陽柱、タンジェントアーク、内暈、逃げ水、薄明光線、パリーアーク、反射虹、反薄明光線、ビショップ・リング、副虹、ブルーモーメント、ブロッケン現象、ラテラルアーク、太陽アーク・・・
 ・・・コトバだけでも何かわくわくしてきます。



以上ずらっと列挙した現象の中に「木漏れ日」がある。
唯一ほっとさせてくれる身近な現象なんだけど、こんなものでさえ奥が深い。
樹木の葉っぱのすきまから太陽の光が地面にさしているだけなんだけど、地面にさしたその光は絶対に「丸い」というのだ。葉っぱのすきまの形状は関係がなく、絶対光源の形になる(し、しらんかった)。
なので、例えば四角い形の電灯の下、丸く切った穴から漏れる床に写る光は四角になり、皆既日食の時の木漏れ日は三日月のような形になっている。
これは単なる現象の記述だけど、その説明はやっかいだ。幻日は比較的単純な部類だとは思うけど、wikiの説明でもこんな感じになる。↓

幻日は太陽から約22度離れた太陽と同じ高度の位置に見える。 雲の中に六角板状の氷晶があり風が弱い場合、これらの氷晶は落下の際の空気抵抗のために地面に対してほぼ水平に浮かぶ。 この氷晶の1つの側面から太陽光が入射し、1つ側面を挟んだ別の側面から出る場合、この2つの面は60度の角を成しているため、氷晶は頂角60度のプリズムとしてはたらく。 この氷晶によって屈折された太陽光は太陽から約22度離れた位置からやってくるように見えるものが最も強くなる。 このようにして見えるのが幻日である。 太陽高度が高い場合、氷晶の中を斜めに光が通るためにプリズムの頂角が60度よりも大きくなったようにふるまい、太陽と幻日の角度は22度よりも大きくなる。 太陽高度が61度よりも高い場合には、氷晶の側面から光が出ようとしたときに全反射されてしまうため、幻日は見られない。 氷晶の並び方に水平からのばらつきがある場合、幻日の上下に光が広がって見える。
また、氷晶の屈折率は光の波長によって異なるため、幻日も虹のように色に分かれて見える。 幻日は太陽に近い側が赤色、太陽から遠い側が紫色となっている。 氷晶がよく水平に揃っている場合には幻日の光が強いために確認するのは難しいが、水平からのばらつきがある場合には光が弱くなって確認しやすくなる


22°ハロは以下 ↓
暈(ハロ)は雲を形成する氷晶がプリズムとしてはたらき、太陽や月からの光が氷晶の中を通り抜ける際に屈折されることで発生する。
暈を生じさせる雲は多くの場合、対流圏上層に発生し氷晶からなる巻層雲や巻積雲、巻雲である。高層雲、高積雲、乱層雲、積乱雲、層雲などは、氷晶が含まれていても少ない上に、氷粒に成長していて光の経路が複雑化しているため、暈が見られない。巻層雲、巻積雲、巻雲を形成する氷晶は多くの場合、単純な六角柱状の形をしている。氷晶のそれぞれの面は60度、90度、120度のいずれかの角を成しているため、氷晶は頂角60度、90度、120度のいずれかのプリズムとしてはたらく。光線が六角柱状の氷晶のある側面から入射し、1つ側面を挟んだ別の側面から出る場合、この2つの面は60度の角を成しているため、氷晶は頂角60度のプリズムとしてはたらく。このとき氷晶の向きがランダムになっていると、屈折された太陽からの光が、太陽を中心とした半径(視半径)約22度の円として見える。実際には、半径22度の円の外側にも明るい部分が見え、外側に行くほど暗くなる。これを内暈(ないうん、うちがさ)または22°ハロという。
光線が六角柱状の氷晶の底面から入射し側面から出る場合、あるいは側面から入射し底面から出る場合には、この2つの面は90度の角を成しているため、氷晶は頂角90度のプリズムとしてはたらく。このとき氷晶の向きがランダムになっていると、屈折された太陽からの光が、太陽を中心とした半径(視半径)約46度の円として見える。これを外暈(がいうん、そとがさ)または46°ハロという。
光線が六角柱状の氷晶のある側面から入射し、隣りの側面から出ようとする場合、氷晶は頂角120度のプリズムとしてはたらく。しかし、この時は出ようとした光線は全反射されてしまうために、この頂角に対応する暈は存在しない。
観測される暈はほとんどが内暈であり、外暈が観測されることはかなり稀である。また雲を形成する氷晶の形が特殊な場合には、これ以外の位置に暈が現れることもある。
氷晶の屈折率は光の波長によって異なるため、暈も虹のように色に分かれて見える。内暈、外暈ともに内側が赤色、外側が紫色となっている。しかし実際には、氷晶の向きがランダムであるため、散乱などによって分光された色が混じり合ってしまい、白っぽく見えるだけのことが多い。色分れした色帯のうち、外側の赤色は他の色と重なり合わないため、内側の赤や黄色系のところだけが色づいて見えることが多い。
by plaster_er | 2009-10-06 22:03 |